コナブロっ!

名探偵コナンの考察用メモのブログです

アイドル密室殺人事件(FILE.6〜FILE.9)

沖野ヨーコが初登場!

今後の準レギュラーの沖野ヨーコが初登場しましたね。こう読み返すと、ホント初期から出ていたんだな〜と驚きました。沖野ヨーコはさすがに黒の組織とは関係なさそうですんで、あまり深く考察には影響しませんが。

今回のエピソードは"蝶ネクタイ型変声機×眠りの小五郎"の原型が見られます。まだ麻酔銃で眠らせたわけじゃないので、気絶の小五郎ですが(笑)

 

FILE.6 迷探偵を名探偵に

まだまだ名探偵には程遠い毛利小五郎を名探偵にし、黒ずくめの組織の情報を集められるようにしようと、励ます阿笠博士。そして、そのために「蝶ネクタイ型変声機」がお目見え!

トーカー(とも言わないのですね、原作当時は)被害にあっている沖野ヨーコが、毛利探偵事務所に調査依頼をしにくるわけですが。

隠し撮り写真とか無言電話なら想像つきますが、家具の位置が変わってるって結構ショッキングですよね。怖いな〜、それは。

そして、この回は最後のページでまさかの刺殺体。最初のジェットコースター殺人事件では首が無くなってるし、このころは、死体の描写が生々しいな〜。最近の描写の方が、それほど怖く無いと言うか。

 

FILE.7 血ぬられたアイドル

小五郎は、蘭に警察を呼ぶように言うのですけど携帯電話が一般的じゃ無い時代なのですね。蘭ちゃん、どこかへ走っていきます。公衆電話とか?

この記事を書きながら、ちょっと古めの映画も見返してるんですけど、割と公衆電話が出てくるんですよね。時代を感じる。

さて、事件の方は池沢ゆう子と言う容疑者候補が一人増え、マネージャーの山岸は奇妙な行動をし、現場の状況的には沖野ヨーコが犯人の可能性が高まる、と言うコナン始まって、初めてのミステリー的展開で次回に続きます。

 

さて、目暮警部と小五郎は作品上はここで初めて一緒に出てきます。ここでの描写はあまりいい感じじゃ無いんですよね〜。今後の「眠りの小五郎」としての大活躍が、まだまだ先のこととは言え、ここだけだと刑事としてあまりに役不足な感じ。小五郎のせいで、事件が迷宮入りするって、結構ダメな人ですよね(笑)

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刑事を辞めた理由などは、劇場版第2弾の「14番目の標的」で明かされます。けど刑事としてダメだった感じじゃ無いからな〜。

さらに、FILE.6では阿笠博士は「あれでも昔は敏腕刑事だったんじゃから」と表現されているんですよね。

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これは設定ミスなのか、ちょっと気になるところ。阿笠博士が知っている敏腕刑事時代が描かれるのだろうか?

 

 

FILE.8 あなたに似た人

この回では、池沢ゆう子も登場して事件の真相に一気に近づいていきます。真相は次回に持ち越しなのですが、この回のタイトルである「あなたに似た人」について少し。

事件の鍵となる部分で、沖野ヨーコと池沢ゆう子の後ろ姿がそっくりだと言うのが描写されます。これは事件の解決につながるヒントとして提示されるんですけども。

直後の蘭のこのシーンと重なります。

事件を解決しようと子どもなりに頑張るコナンと、同じように事件現場で立ち振る舞う工藤新一の姿を重ねている思い。

コナンは劇中の事件に合わせたタイトルが複数の意味を持つことが多い気がします。この初期にも、そう取れるタイトル付けをしているんですね。こういう側面があるから、コナンというのは読んでいて楽しいんですよねー。どこか文学的な感じ。

 

 

FILE.9 不幸な誤解

解決編。そして初!眠りの小五郎!

残念ながら時計型麻酔銃がないために、小五郎は灰皿をぶつけられて気絶。普通に考えたら、これが殺人事件になりかねない勢いでぶつかりましたがね。

無事に事件を解決できた小五郎(コナン)は、目暮警部からも蘭からも「見直した」と言われて、徐々に名探偵へ昇格する第一歩を踏み出しました!

 

さて、殺人事件の真相については、まさかの自殺。連載初期、まだ一巻ですが意表をつかれた展開でした。しかし、椅子の上から背中から飛び降りて包丁の上に、ってのも結構アクロバットな方法ですよね〜一回でうまく行かなそう。

そして動機の部分が悲しい。目暮警部は「嘘と誤解と偶然が重なり合って起きた悲劇」としてましたけど、沖野ヨーコの立場だと辛すぎるでしょー流石に。この悲しい部分を受けて、エピローグにつながるのですけども。

 

そして前回に引き続き、この回もタイトルの意味については複数の意味をもたせていますね。一つは当然のことながら事件の動機になった部分。そして、もう一つは新一と蘭の状況を表現してます。

蘭は当然、新一の失踪に関する真相を知らないですから。「新一の身に、何かあったんじゃないのか」という心配をします。まあ、実際に"何かあった"わけですが、ただ蘭の心境は「新一は死んでしまったんじゃないか」という心配をしますよね。あれ以来、音沙汰がないのであれば。普通に考えたら大騒ぎレベルですもの。その新一が姿を変えて目の前にいるという構図は、まさしく不幸な誤解。

そして逆も然り。FILE.6で、新一がいないことに心配をしている蘭が、毛利探偵事務所ではそんな姿を見せていないことが描かれています。悲しみを隠して一生懸命演じている蘭の姿を見て、コナンは誤解していると言うことです。

ここでは、アイドルとして気丈に振る舞う沖野ヨーコがいることで、面白い描写になっていますよね。

アイドルの沖野ヨーコにはできるけど(普通の女子高生の)私にはできないよ、という蘭の気持ち。そして、赤の他人である沖野ヨーコの様子はすぐに見抜いたコナンも、一番近くにいる蘭のことは見抜けなかった気持ち。

最後の電話をかけるシーンは、今となってはちょいちょい出てきますが、こうに見返すと、なんとも大きな出来事ですね。